細菌性膣炎
目次
細菌性膣炎は、もともと体内にいる細菌が異常に増殖して膣内で炎症を引き起こす病気で性感染症ではありません。
おりもの量が増え、臭いもきつくなるため、クラミジア・淋菌・トリコモナス・カンジダなどを検査して陰性だった場合に疑います。
・おりものが増える
・おりものの臭いがきつくなる
・外陰部に痛みや痒み、熱感
細菌性膣炎は女性だけの病気です。ストレスや疲労、膣内の洗いすぎなどが原因で引き起こされます。
細菌性膣炎は、体の免疫力低下によって膣内の細菌バランスが不安定になった時に起こりやすい病気です。
具体的な原因としては、
・複数のセックスパートナーがいる
・性感染症にかかっている
・子宮内避妊器具を使用している
・膣洗浄
などがあります。
「ピルを服用すると細菌性膣炎になりやすい」という噂もあるようですが、ピルが細菌性膣炎の原因となることは考えにくいです。
むしろ、ピルを服用している女性は細菌性膣炎にかかりにくいというデータもあるので、ピル服用による細菌性膣炎のリスクを心配する必要はありません。
また、細菌性膣炎は性行為と関連する病気ですが、性行為によって感染する性感染症ではありません。
細菌性膣炎に原因菌があるというよりも、何らかの原因で膣内の細菌バランスが崩れた時に発症しやすいと理解するのが正解です。
細菌性膣炎の予防には以下の方法が有効です。
・性交渉の相手を限定する
・コンドームを使用する
・子宮内避妊具の使用をやめる
細菌性膣炎は、複数のセックスパートナーがいる方に多く見られる病気です。
膣内の細菌バランスを保つという意味では、性交渉の相手を限定したりコンドームを使用することで一定の予防効果が得られるでしょう。
また、膣内リングなどの子宮内避妊具の装着後に細菌性膣炎を発症した場合、その避妊具が細菌バランスの乱れにつながっている可能性も考えられます。
避妊具の装着後に細菌性膣炎を繰り返しているという方は、医師に相談の上で別の避妊方法に変える必要があるかもしれません。
自然治癒することもありますが、放置すると症状が悪化してしまうことがあります。
他の病気にもかかりやすい状態を作り出してしまうため、気づいたら治療することを推奨します。
オンライン診療でお薬は即日発送でスグにお届けが可能です。ぜひご利用ください。
細菌性膣炎は、以下の性感染症と症状がよく似ています。
・淋菌
・クラミジア
・マイコプラズマ・ウレアプラズマ
・トリコモナス
・カンジダ
これらの性感染症には共通して、おりものの増加やにおい、外陰部の痛みなどの症状が見られます。
症状があればいつでも検査は可能です。臨床的に細菌性膣炎が疑わしい場合は検査を行わずにお薬を処方いたします。
自然に治る場合もありますが、膣剤を使用することで早期の症状改善が見込めます。
免疫力が低下しやすい妊娠中は、ささいなことがきっかけで膣内の細菌が異常繁殖することがあります。
妊娠したからといって必ずしも細菌性膣炎になるわけではありませんが、妊婦健診では細菌性膣炎の検査をすることが多いです。
膣剤を7日間使用します。
細菌性膣炎かどうかを調べるには検査が必要です。
細菌性膣炎とよく似た症状の性感染症もあり、それぞれ治療法も異なるため自己判断で膣内洗浄の市販品を使うことはおすすめできません。
Webから検査結果が確認できるので、ご来院していただく必要はございません。
問診票にご記入をお願いいたします。
検査のみであれば匿名でも大丈夫です。
医師の診察をご希望の場合は、症状とご希望などを詳しく伺った上で診察を行います。
検査は女性では膣の分泌物を採取します。院内のトイレでご自身で行っていただきます。
お薬を処方する場合院内処方ですので、処方箋を持って薬局に行くことなく院内でお薬をお受け取りになれます。
結果はWebからお知らせいたしますので、再度来院していただく必要はございません。
女性は膣からの分泌物を採取して行います。院内にてご自身で採取していただきます。
膣剤を7日間ほど使用します。
一般細菌検査 |
検査結果 2~3日後 検査料金 4,500円 (税込4,950円) |
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(臨床的に細菌性膣炎が疑わしい場合は検査を行わずにお薬を処方いたします) | |
治療料金 | 5,000円 (税込5,500円) |
当院ではスマホを用いて診察、検査キット・治療薬郵送のオンライン診療サービス
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